裸になって都市を走ることで、社会に静かに問いかける——それがWNBR(World Naked Bike Ride)だ。毎年世界70都市以上で開催されるこのイベントは、自転車利用の普及、化石燃料依存への異議申し立て、そして他者の視線に縛られない身体の自由を同時に訴える。2015年のモントリオール大会では、共同主催者のスコット・レッドクラウドが開催意義を語り、ダウンタウンのドーチェスタースクエアを全裸の参加者たちが駆け抜けた。服を脱ぐことは手段であり、その先に届けたいのは「自転車と人が共存できる街」というビジョンだ。